サイクル店長Ｎでござります

今日は自転車がどんなふうにお店に来て

どんな流れで店頭に並ぶかをご紹介します

海外製の大半のスポーツバイク（完成車）はこのように7歩組と言って

ハンドル、シートポスト、前輪が外れた状態で養生されて箱に入って

お船に乗ってやってきます

養生を外しパーツを組めば完成というわけにはいきません

シートポストが入るシートチューブの内側のバリをフレームの素材に関わらず

バリを取ります（ポスト部に傷がつくのを防ぎます）

そしてシートポストを固定する為のシートクランプのネジ部、シートポスト等に

適したグリスを各所に塗ります（固定力をUPさせてサドル下がりや音鳴りを防止します）

次にフルカーボンフォークのほとんどはベアリングに圧をかける為に

マルチプレッシャープラグが挿入されています

これも滑り止め等を塗布しないと抜け出てきてしまい

ヘッドベアリングを痛めたりフォークの破断にもつながりかねません

機能性が重要なのは言わずもがなですが

カッコいい自転車は美しくなければいけません

ハンドルまわりのワイヤーやホースを可能な限り綺麗にまとめます

ワイヤー、ホースの取回しが悪いと

ハンドリング、変速性能に影響が出ます

次回「自転車がお店に並ぶまでの巻（その２）」は

変速、駆動系の整備のご紹介となります

お楽しみに~