アゼリアサイクル店長Nでござります

「自転車がお店に並ぶまで（その３）」「制動系の巻」となります

ハイドローリックディスクブレーキ（油圧デイスク）は

オイルとパスカルの原理を応用した倍力装置により

ブレーキローターをブレーキシューで挟んで止まる制動装置となります

オイルを利用する割にブレーキパッドとローターは油分を極端に嫌います

なのでエア抜きの時、パッドとローターは外して避難させて養生します

デイスクブレーキキャリパーのピストンの間にダミーをかませ

ピストンが飛び出ないようにします

今度はＳＴＩレバー（上部）マスターシリンダー側となります

ブラケットカバーをめくり専用の漏斗を取り付けます

キャリパー側からシリンジでフルードを注入し

エアを追い上げます

ここから先は企業秘密・・・（嘘です）

細かすぎるので端折ります

エア抜きが完了したら

先ほどもお話ししたように油分を嫌うので

入念に脱脂します

キャリパーアダプターの裏も怪しいので脱脂します

キャリパーを組みつけパッドを取付ます

ホイールを組みつけ完了と言いたいところですが

ローターとパッドのクリアランスを調整します

この時は店内のBGMを落とし床面に白系の紙

（カッコつけていってますが実はただのダンボールです）

を敷いて聴覚（ローターのかすれ音を聞く）視覚（パッドの隙間を見る）

により調整します

このモデルはバーテープが巻かれていないので

納車時にフィッティング後お客様のニギリの好みをお伺いして

巻き上げます（近いうちにブログにアップすると思います）

アゼリアサイクルではこの様にして車輛を整備し店頭にならべ

バイクは乗っていただけるご主人様をお待ちしております

以上「自転車がお店に並ぶまで」お付き合いくださいまして

ありがとうございます

あっ！ちなみに当店では当店購入納車後300~400kmを目安に

初期点検（上記の作業内容を1巡、ブレーキフルードに関してはケースバイケース）+クランク、チェーン、スプロケット等の洗浄を無料で行っております

では次回をお楽しみに！