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クロモリパイプのお話の巻

アゼリアサイクル店長Nでござります

「初期型DURA-ACEオーバーホール」番外編

今回で本当の最終回となります😅

さて今回のオーバーホールのベースとなる車輌はなんなのか?って

ご質問が多かったのとクロモリロードのパイプのお話をします☺️

メーカーは「関根自転車」(セキネサイクル)

今はないメーカーです

「山口自転車」と資本合併後、「自転車三和自転車工業」を経て

今は「アサヒサイクル」(サイクルベースアサヒとは無関係)となった模様です

正式名称は定かではないのですが

オーナーさんが言うには

セキネ「カナディアン チャンピョン ロード」だそうです

多分ですが「カナディアンロード」の中にもグレードがあり

タンゲのチャンピョンパイプを使ったモデルだと思われます

タンゲと言っても

「ジョーよ・・二人で苦しみ歯を食いしばって、このなみだ橋を逆に渡っていこうぜ」で有名な「明日のジョー」のトレーナー「タンゲのおっちゃん」こと「丹下段平」ではありません😅

もちろん「大河内伝次郎」演ずる「シェイは丹下、名はシャゼン」

隻眼隻腕の「丹下左膳」でもありません😅

1920年に「丹下安二郎」氏によって自転車のフロントフォークを製造する丹下製造株式会社が大阪に設立され

クロームとモリブデンを配合した化合鉄 通称:クロモリのパイプを製造

バテッド加工や焼入れ加工をして自転車用フレームパイプとして販売

紆余曲折あり現在日本には存在せず

台湾に「タンゲ インダストリー コーポレーション」として存在します

(タンゲ精機とは別会社ですが創業者は兄弟だそうです)

そんなタンゲパイプを使ったカナディアンロードなのだと思われます

フレームに「チャンピョンNO、1パイプ」を使ったものです

「クロームモリブデン バテッドチューブ」とありますね

図に見える様にパイプの厚みが変わるのがバテッドチューブです

TANGEパイプにも色々あります

私のクロモリロードは

TANGEプレステージパイプを使っています

「ダブルバテッドチューブ」(図の様にパイプの厚さが2段代わります)で

「HEAT-TREATED」(焼入れ加工)がしてあります

高張力で軽量なの特徴です

これだけではなく全部で9種類あります

過去にオーバーホールさせて頂いた

ちょっと古めのクロモリビアンキですが

「DEDA  CCIAI デダチャイ(だだちゃ豆ではありません)」の「ZERO TREパイプ」(イタリア)

(うる覚えですが、確か4130クロモリの焼入れだった様な…😅)

パイプメーカーはまだまだあります

国内では「カイセイ」なくなってしまった「イシワタ(石渡)」

海外では「レイノルズ(イギリス)」「コロンバス(イタリア)」

なくなってしまったパイプメーカー、自転車メーカーは多々ありますが

細身のクロモリパイプで作られたロードバイク

やはりカッコイイですね☺️

 

 

 

 

 

 

 

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