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- 2024/11/12
- スタッフブログ
「DT-SWISS」ハブカスタムの巻
忙しいのです…
なんでだか忙しいのです…
ありがたいことに販売、修理、メンテナンスと…
本当に忙しいのです
…と…ブログの更新の言い訳をしている
アゼリアサイクル店長Nでござります
させて本日は先日ご依頼された「DT-SWISS」フリーハブのカスタムのご紹介をさせていただきます
通常のラチェットの構造は
2〜6個の爪がハブ側のギザギザにかかり回転します(今回は3つです)
基本DT-SWISSハブのラチェット構造は
爪で当たる線ではなく
面で力を伝達させるシステムです
ラインナップは
上記の様なラインナップとなってありますが
一部370シリーズにはラチェットシステムではなく
3ポールシステムのものがあります
この子を「スターラチェットLN」にバージョンアップさせます
パーツとしては
ラチェットLNアップグレードキット
ハブリングナット脱着工具(左が3ポール用で、右がラチェットLN用です)
まずはカセットボディーを外します
力技で抜くだけです
すると内側がギザギザのラチェットリングナツトが現れます
これを
ツール万力に工具を取りつけホイールを被せて
ホイールを左に回せば理論的には外れるはずですが…
人の足の力と体重がかかっているので
人の力ではそう簡単に外れるわけはありません
2mくらいの長手の棒(エクステンションパイプ)を使って外します
外れました!
今度はLN用のラチェットリングナツトを専用工具で取り付けます
あっ!専用グリスも忘れずに!
あとはスターラチェットを組み込むだけです
専用グリスを使って組込みますが
つけすぎてもダメなので筆で塗ります
あとはカラー、ボディー、エンドキャップを取り付けて
完成です!
オーナーさんのインプレッションは
ラチェットのかかるタイムラグが少なくなり
ダンシングが楽になったそうです
…その半月後の話ですが…
早速18Tから54Tにバージョンアップしました!
内部のスターラチェットを交換するだけなので簡単です
(上が18T、下が54T)
スターラチェットの山の数は18T、36T、54Tがあり
最近ではMTB用に90Tも開発されました
18Tから54Tの変更でさらに遊びが少なくなり
さらに上りが楽しくなったそうです
DT-SWISSハブは多数のホイールメーカーでも採用されているハブです
近年主流となりつつあるEXPハブ用の専用工具のご用意もありますので
バージョンアップカスタムのご用命等承っております
是非ご相談くださいませ
「「DT-SWISS」ハブカスタムの巻」への1件の返信
お疲れ様です!勉強になりました。楽しそうなカスタムですね。参考に致します。